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【レビュー】アルゲマリンボディソープ【強香】 | Re:ナビゲーション

【レビュー】アルゲマリンボディソープ【強香】

美容

人間はある一定の年齢を境に、本人が思いも寄らない匂いを漂わせる。

女性の中には「おっさんは臭い」と思っている人がいると思う。それはそこそこ間違ってはいないのだが、実は自分たちも同じだということを気がついていないのが問題だ。

小中学校時代を思い出してほしい。ある程度の年齢がいった女性の先生に対して、臭いとまでは言わずとも「なんか自分たちとは違う匂いがするなあ」と感じたことはないだろうか。私はある。まだ年若く、その後の人生の長さを考えたらまだまだ生まれたばかりでフレッシュな自分と比較して、なんだか“うっすらと埃を被った香り”だったことを覚えている。

現代人は若い。女優だけでなく街を歩く人々も皆、年齢より若々しいし綺麗にしている。が、それでも実年齢まで若返ることはなく、年齢なりの匂いを発してしまうことは免れない。

きっと今の私も、中学生の横を通り抜けた時に、中学生の私が40歳くらいの女性教師に感じたことと同じことを思われるのだろう。

かくいう私は9年前の出産を境に、脇から激臭を放つようになった。元々ワキガ疑惑はあったものの、なんとかお茶を濁せるレベルだった(と思う)のに。それが出産を機に、夫や息子を一過性の体調不良に陥れるほどの臭気を放つようになってしまったのだ。

おばさんの香りに加えてワキガ臭も漂わせている。

なんとかしたい。とりあえず、ワキガはワキガ用のクリームで対応するにしても、オバ臭は消してそれとなくいい香りは漂わせておきたいものだ。しかし、ぷんぷんに香水の香りをまとうのはこの日本においてはやや気が引ける。

そこで今回私が手に入れたのは「アルゲマリンボディソープ」だ。

旧Twitter(X)でどこかのインフルエンサーっぽいお姉さんが紹介していたものをまんまと買った。今回は、最もスタンダードな香りだと思われる「パフューム」をレビューしたいと思う。

3本セットを購入、微妙に後悔

今回私が購入したのは「パフューム」「ハッピーピーチ」「アイスメン」の3本セット。メーカーはドイツらしい。

楽天市場で1,980円。1本700円弱といったところか。そう高くはないが、別に安くもない。

今更ながら、一気に3つの香りを購入する必要があったのだろうかと疑問に思う。「気分に合わせて今日はこの香り♪」みたいな性格ではないし、どうせ1本ずつしか使わないのに。なんならピーチの香りって、そんなに好きじゃない気もするな〜。通販のまやかしは怖い。

うちに年若い思春期の娘でもいれば「ハッピーピーチ」を押しつけるのに。「ハッピー」も「ピーチ」も40手前の女にあてがう単語ではない気がしてならない。

楽天の通販ページには、「アイスメン」は男性に人気と記載があった。さっぱりしているからだろう。ちなみに、私は中学生の時に父親のサクセスを勝手に使っていたほどさっぱりするシャンプーやボディソープが好きだ。こちらに関しては好みに合っている可能性が高い。

パフューム開封

とりあえず今回は「パフューム」のみをレビューしてみようと思う。

EXCLUSIVE(選ばれし)などと随分と自己評価が高いフレーズがいい。タツノオトシゴが赤でおもむろにいるのも、絶妙にダサくて嫌いではない。

よくよく他のボトルも見てみると「アイスメン」には同じようにEXCLUSIVEの記載があるが、「ハッピーピーチ」にはHAPPYとしか記載されていない。なんだか一人だけ安っぽくされて格下に置かれているようで、急に「ハッピーピーチ」が気の毒に思えてきた。ちゃんと使ってあげようと思う。

さて、いざ開封となるのだが、パチンとフタを開けた瞬間——

えっっ? 香り強っっっっっ!!!!

風呂場全体を覆い尽くすほどのストロング。空気中に舞う湿気全てに吸着して香りを拡散していくスタイル。

少し香りが強すぎやしないか。これではアバクロの香水を全身にまといすぎた“いるいる”な外国人の方と同じレベルの漂い方になってしまわないか。と、懸念したわけだが、これは結果的に杞憂となったことを先に述べておく。

テクスチャーと泡立ち、凡庸

写真でも察せる通り、テクスチャーはかなりゆるい。が、常識の範囲内のゆるさ。

しかしこのアルゲマリン、フタが下についているタイプの容器のため、手に取ったりスポンジに乗せたりする際にこぼれないようにする注意は必要だ。

泡立ちも普通。やや泡の粒子は粗めではある。

テクスチャーも泡立ちも随分と普通だが、こうしている間にも風呂場は「パフューム」の香りに侵食されている。とにかく、香りの強さだけが非凡なボディーソープだ。

ストロング問題、意外な形で終息

楽天市場のレビューには「シャワーで洗い流してもややぬるぬるしている」というものがあったが、私はあまりそこまでのぬめりは感じなかった。さっぱり感はないが、むしろ保湿感に関しては十分であるように感じた。

で、幾度もその非凡さに不安を覚えた「香りストロングすぎる問題」だが、風呂場を出た瞬間にハッとさせられた。

えっっっ? ちょうど良いっっっっっ!!!!

こちらを不安にさせるほどの強香がちょうど良く収まって肌に浸透している〜!!!!

もちろん、一晩も経てば香りは消えてしまうのだけれど、アルゲマリンの香りを漂わせてお出かけしたい場合はその前にシャワーに入ると良いかもね。これだけで本当に十分なほど、そして適度に香る。

ちなみに、体の香りは一晩で消えてしまうが、風呂場の香りは24時間経っても消えない。つまり、風呂でアルゲマリンを使い続ける限り、風呂場では常にアルゲマリンの強香が漂い続けることになるのだ。

アルゲマリンボディソープがおばさん臭を消してくれるのは間違いないが、それはまるで一晩で解けてしまうシンデレラの魔法みたいに儚い。それなのに、おじさんとおばさんと9歳児しかいないはずのうちの風呂場は、まるでイケイケの綺麗なお姉さんが住んでいる部屋の風呂場みたいな香りを、今も漂わせ続けている。

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